研究課題/領域番号 |
24560014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
ミケレット ルジェロ 横浜市立大学, 生命ナノシステム科学研究科, 教授 (50397600)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 発光デバイス / InGaN / 近接場 / 評価方法 |
研究概要 |
本研究は、半導体発光デバイスの点滅現象に関する実験を行い、デバイスの特性を評価する方法の開発を目標としている。24年度の最初の一年では、以下のポイントを達成した: 実験側研究:1)共同研究者と打ち合わせ、研究プランを作成した2)測定装置のスペックを決めた3)微弱発光計数装置を含め、いくつかの測定装置を購入した4)購入した測定装置のテスト及び調整実験を行った 理論側研究:5)点滅現象の実験の理論を勉強した(京都大学の打ち合わせ、共同研究)6)点滅現象に関する、Ab-initioシミュレーションソフトを確立した7)Ab-initioシミュレーションの最初のテストを始めた
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今までの研究の達成率33%ですが、実際は20%~25%位と思っています。 一番大きい理由は、購入予定設備の決定が遅かったことであると考えられます。 「微弱発光計数装置]は浜松ホトニクスのC9692-11に決めましたが、決めるための議論が長引いてしまいました。発光デバイスの実験のために、点滅現象を観測できる検出方法を確立して、購入することになりました。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究は、理論サイドと実験サイドの二つにわかれて行います。 実験サイド:1)高感度光センサーを頂いたので、「微弱発光計数装置」の調整と、その装置の働く最適パラメータを決める研究活動を行う2)近接場走査型顕微鏡及び選択励起顕微鏡を用いて、点滅するInGaN試料を調べる3)InGaN試料のタイプに対して、点滅現象の特性の評価を出来る実験を行う。点滅現象を測定したら、試料のタイプ、Quality等は分かるかどうかを調べる。理論サイド:1)InGaNの原子構造をモデルにして、試料の光学特性を調べる2)欠陥、不純物などによる影響を調べる3)Ab-Initioのシミュレーションを使って、点滅現象の深い原理を調べる。
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次年度の研究費の使用計画 |
25年度の研究費は大体80万円を予定しています。 1)ナノプローブ(近接場走査型顕微鏡のため)、光学部品など、30万円 2)国際学会、国内出張は35万円 3)その他、15万円
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