研究課題
基盤研究(C)
プリズム上の12nm程度の膜厚の白金薄膜近傍に白金を被覆した345nm程度の太さの糸を配置し、レーザー光を当ててできる散乱光強度の角度分布を測定した。得られたデータについて、対応する理論を構築し、計算により当該角度分布に当てはめて白金の屈折率を求めた結果、白金薄膜の複素屈折率が変化する現象を見出した。これは、これまでに知られているサイズ効果とは異なり、プラズモン効果を理解する上での新たな知見となると考えられる。
近接場光学