ツリウム添加ファイバレーザにおいて、Qスイッチ発振ならびに可変波長制御を全ファイバ構成で実現した。ピエゾアクチュエータを用いて利得帯域での動的損失を得るため、ファイバの被覆層のみを偏平化し、そこへ可動性のマイクロベンドを形成した。その結果、出力100 mWクラスの1.63μmレーザダイオードを励起光源として、発振波長1.9μm帯、ピーク出力Wクラス、パルス幅1μsのレーザパルスを得た。また、コイルばねを利用して可変ファイバグレーティングを形成することで可変範囲100 nmの発振波長制御を行った。
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