高パワーミリ波の長距離伝送時における損失を低減するために、真空化されたコルゲート導波管からなる長距離伝送路中において、実時間でそのパワー分布を測定できる実時間ミリ波パワー分布・位置モニターを開発し、メガワットレベルのパワー伝送時に、そのパワー分布が計測できることを実証した。特に実時間測定のため、遠隔で制御、データ取得が可能なシステムを構築した。実際の154GHzでのメガワット、0.5秒ミリ波伝送を用いて測定された分布の結果は、短パルスで感熱紙で測定されたバーンパタンと良く一致した。またモニター信号の入射パワーに対する線形性も確認できた。これらの情報を用いてモード成分を分析する方法を提案した。
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