静磁場解析におけるインターフェース問題のバランシング領域分割(BDD)前処理の実装は初年度にまず理論的な部分をほぼ完成し, 2年目からは実装に力を入れた.最終年度はBDD前処理の実装実現のために1コア処理に限定して研究を進め,今後必要な研究に対する大いなる見通しを得ることができた. 熱対流弱連成解析コードの機能強化は主に熱方程式部分に改良を加え,ADVENTURE_sFlowのVer.1.0の年度内公開を実現した.特性曲線法の活用により対称な連立1次方程式ソルバー(共役勾配法(CG)や最小残差法(MINRES))を活用できることがポイントになっている.
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