製品のリユースを促進する目的で,部品エージェントにより経路を考慮して適切なリユース相手を選定する手法を開発した. 家庭間の距離が設定した限界距離以内となるグループを部品エージェント同士が協調して生成し,その中で製品の仕様,価格,残存寿命と家庭間の距離を勘案したユーザ満足度に基づき適切な買い手と売り手をマッチングする.さらに,売り手と買い手の製品の仕様差,価格差をも考慮して定義した拡張距離に基づくグループ化手法を開発した.格子状の経路の交点に家庭を配置,製品を配布し,各家庭に割り当てた部品エージェントが製品を交換するリユースのシミュレーションを行い,手法の有効性を確認した.
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