研究課題
基盤研究(C)
乱流エネルギー輸送機構を実験的に解明するためには,渦度方程式に現れる渦度生成項に現れる速度勾配全成分を同時に調べる必要がある。そこで,本研究では,速度勾配全成分を同時測定可能でかつ小型の8線式熱線プローブを開発し,その有用性を明らかにした.一方,小型風洞でシェルピンスキー四面体というフラクタル構造物から生成された乱流の減衰特性を調査し,構造物の多重性に依らず,乱流減衰が二種類のべき乗則に従う領域とそれを繋ぐ指数則に従う遷移領域に,普遍的にまとめられることを見出した.
流体工学