本研究では,MEMS構成要素の冷却やマイクロ推進装置など工学的に多数の応用があるマイクロノズル内外部における超音速流れの現象を非接触計測法であるLIF(Laser-Induced Fluorescence)法とMTV(Molecular Tagging Velocimetry)を用いて計測した.その結果,ノズル外部の流れ(噴流)の超音速領域(超音速コア)がある作動条件になると急激に伸びる(ノズル高さの60~70倍になる)ことが分かった.また,マイクロノズル内部の超音速流れの現象は,大きなノズル内の超音速流れを説明するために用いられてきた概念では説明できないことが分かった.
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