研究課題
基盤研究(C)
液晶を利用した発電可能な軸受けの開発のための基礎研究として,ネマティック液晶の二重円筒間せん断流れの実験及び数値解析を行った.本研究では,内円筒が回転することによる液晶流動によって誘起される内外円筒間の巨視的分極の計測に成功した.また,実験および数値解析結果より,流動中の液晶分子配向分布に線状の不規則な組織が現れるため,内外円筒間に誘起される分極値が不規則となることを明らかにした.さらに,内円筒の回転速度が大きいほど線状組織の空間密度が大きくなる.
流体工学