研究課題
基盤研究(C)
船舶やおきあがりこぼしなどは,外乱に対して底形状により発生する復元力により自然に安定する性質を有している.本研究ではこの原理を2足歩行ロボットに応用し,歩行安定化を足底形状によって実現させることを目指した.成果として,つま先が適切な角度で地面に接するような靴形状が,歩行の安定を確保することを理論的に明らかにできた.これにより,外部動力を用いずに2足歩行ロボットの歩行の安定を改善する新しい手法が明らかになり,その成果を用いて人の歩行を安定化させる靴底形状を開発することができた.
知能機械学