本研究は消費電力量の大幅な低減を目指し、低速から高速までの広範囲で高効率で運転できる次世代モータを創出し、基本技術を得ることを目的とする。8極と4極に極数変換できる永久磁石モータを創出し、電磁界解析結果から本モータにおいて極数変換によって磁気的な損失である鉄損は約50%低減でき、可変速範囲は従来の2倍以上に拡大できることが明らかになった。 さらに各コイルに各インバータ回路を一対一に接続して直接的に個別に制御できるエレクトロニクスモータを創出し、この原理モデルとして12個の各コイルを持つモータと12個の各インバータ回路を試作して、実験よりモータは駆動中にも極数変換が可能であることを実証した。
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