様々な環境センサーで扱う微少なアナログ信号を安定して測定するために用いる計装アンプなどのアナログ集積回路を低コストで開発するための回路評価技術の研究を行った。具体的には、チップを製造することなくその製造性を再現するために、チップ内のトランジスタのレイアウト依存性を考慮した統計的シミュレーションを導入し、計装アンプの性能ごとに製造性を評価する方式を確立した。さらに、この方式のシステム的な評価を行うために、計装アンプを搭載する小型センサーのプロトタイプを開発し、センシング精度と通信品質の観点から、実用的な品質が得られることを明らかにした。
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