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2014 年度 実績報告書

複数の回線品質の同時推定を可能とするアクティブ測定方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 24560439
研究機関秋田大学

研究代表者

小原 仁  秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50344768)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードインターネット / 可用帯域 / 回線品質 / アクティブ測定
研究実績の概要

近年,インターネットにおける通信品質の制御および監視のための技術開発が世界的に注目されている。その品質と最も深く関係するend-to-end回線の可用帯域とリンク容量を推定する従来の測定技術は多数回の測定を要し,試験パケット量が増えるとともに測定誤差が大きいなどの問題があった。本研究は,速度の異なる2つの試験パケットを送信し,受信点での試験パケットの時間分散を直線近似することで可用帯域とリンク容量の同時推定を可能とする新たな測定方式を提案した。また,可用帯域およびリンク容量の推定誤差を最小とする最適な測定条件を明らかにした。提案方式をCプログラムで記述してPCに実装し,最大10リンクの試験ネットワークを構築して性能を実測した。従来の代表的な測定技術であるDietToppと比較し,測定誤差は最大で50分の1以下,試験パケット量は最大で4分の1以下にすることができた。ただし,提案方式の測定値の変動係数は10倍程度に増えた。これらの結果より,本提案手法の有効性を確認し,今後の検討課題を明確にした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] アクティブプロービングによる可用帯域・回線容量同時推定方式の提案2014

    • 著者名/発表者名
      作山 貴洋,加藤 陽介,小原 仁
    • 学会等名
      平成26年度電気関係学会東北支部連合大会
    • 発表場所
      東北大学工学部
    • 年月日
      2014-12-11 – 2014-12-12
  • [学会発表] インターネットにおける可用帯域とリンク容量の線形回帰更新による同時推定方式の提案2014

    • 著者名/発表者名
      作山 貴洋,加藤 陽介,小原 仁
    • 学会等名
      計測自動制御学会東北支部50周年記念学術講演会
    • 発表場所
      山形大学工学部
    • 年月日
      2014-08-21 – 2014-08-22

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公開日: 2016-06-03  

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