3種類のFIRフィルタを周期的に切り替える方式を検討した。音質・収束速度ともに、従来の2種類を切り替える方式とほぼ同等であった。 OpenCLを用いて1チャンネルおよび2チャンネルの適応フィルタを効率よく実現する方式を開発した。汎用CPUとグラフィックスプロセッサ (GPU) の両方を対象とした。GPUについては、複数のワークアイテム (スレッド) で並列処理を行った。また、メモリ割り当ての影響も調査した。CPU・GPUとも、ベクトル演算の導入で4倍程度の高速化を達成した。また、複数のシミュレーションを同時に実行することで、さらに性能を改善できた。
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