研究課題/領域番号 |
24560484
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
戸田 裕之 同志社大学, 理工学部, 教授 (00202200)
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キーワード | 光ファイバ通信 / マイクロ波フォトニクス / 光時分割多重 / 先端的通信 / 超高速情報処理 |
研究概要 |
研究の目的 光時分割多重回路の出力から光帯域通過フィルタを用いて適切な側波帯を取り出して連続光とし、この干渉を利用すれば、多重回路出力の隣接光パルス間の位相を0またはπに安定化することができる。本手法を用いて、隣接パルス間位相を安定化した光クロック逓倍回路を実現する。 本研究は、4倍光クロック逓倍回路を2段直列に接続し、16倍光クロック逓倍回路(10GHz→160GHz)を作成して動作確認を行うことを目標とする。ここで、制御光取り出しのための光帯域通過フィルタは、一台のみとする。 平成25年度の研究実績概要 2倍光クロック逓倍回路を2段直列に接続した4倍光クロック逓倍回路において、制御光取り出しの光帯域通過フィルタを後段の逓倍回路出力のみに置いた構成で、逓倍回路の動作をシミュレーションによってさらに検討した。光フィルタは3つの光サイドバンドを通過させるフラットトップ型とした。シミュレーションの結果、フィルタの中心周波数をGHzオーダの精度で設定する必要があることがわかった。 外乱の影響を受けにくい偏波保存型光ファイバのみからなる逓倍回路については、現在作成途中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
偏波保存型光ファイバのみからなる逓倍回路の作成が完了していない。 2倍光クロック逓倍回路を4台直列に接続した16倍光クロック逓倍回路のシミュレーションがまだ完了していない。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き光クロック逓倍回路のシミュレーションを行う。光フィルタに要求される特性やトレランスを明らかにする。 偏波保存型光ファイバのみからなる逓倍回路を作成し、10GHz→40GHzの逓倍実験を行って動作を検証する。動作の検証は、出力光パルスのスペクトルと時間波形を観測することによって行う。 2倍光クロック逓倍回路を4台直列に接続した16倍光クロック逓倍回路において、制御光取り出しのための光帯域通過フィルタを、後段の逓倍回路出力のみに置いた構成を考え、制御回路の動作をシミュレーションによって検討する。
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