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2014 年度 実績報告書

高度操作アクション情報のネゴシエーションによる柔軟物微細加工システム

研究課題

研究課題/領域番号 24560504
研究機関岩手大学

研究代表者

萩原 義裕  岩手大学, 工学部, 教授 (80293009)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード画像処理 / 情報ネゴシエーション / 仮想空間生成
研究実績の概要

本研究の目的は,高度な技術者と同等またはそれをしのぐシステムの開発である.このシステムは,作業者の操作アクションなども考慮して仮想空間上で再構成した対象物体に仮想的なゆがみを与え,それらの誤差を最小化する.さらに,実際の対象物体の測定結果がそれぞれどれだけもっともらしいかをフィードバックして再計測・再構成を繰り返すことにより,より高精度な計測および制御が実現する.本研究では,これに加え,モーションセンサにより操作者の操作姿勢や微小な頭部の動きをとらえ,データの評価および加工時の計測に役立てるものである.多くのモーションセンサでは関節の位置情報のみを利用して角度情報を算出し姿勢解析を行う.これに対し本システムでは位置情報に加え,算出された角度情報,人間の標準姿勢など様々な情報をネゴシエーションして最適な姿勢を算出できる.
従来システムをもとにソフトウェア追加するハードウェア開発を行った.ソフトウェアは,モーションセンサおよび追加されたカメラからの姿勢抽出を行う部分を核として,取り出された様々な情報をネゴシエーションして最適な姿勢を算出するようにした.一方ハードウェアは作業者の姿勢に基づいて,精密な機械加工に必要な観測位置からの観測ができるようにした.これら開発されたシステムの性能試験とデータベースの拡充を行い,特に必要となったマンマシンインタフェースについてシステムの改良を行った.さらに,仮想空間を可視化し,シミュレータとして利用できるように改良した.以上を通して,技術者と同等またはそれをしのぐシステムを完成させる見通しを得た.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件)

  • [雑誌論文] テンプレートマッチングにおける最適なテンプレート形状の生成方法―多様性を考慮した遺伝的アルゴリズムによる検討2015

    • 著者名/発表者名
      (45)二瓶 俊彦, アデルジャン イミティ, 萩原 由香里, 三好 扶, 萩原 義裕
    • 雑誌名

      画像電子学会誌

      巻: 44 ページ: 28-38

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 3次元ポリゴンモデルの関節変形に適したThin-plate Spline2015

    • 著者名/発表者名
      萩原 義裕,萩原 由香里,アデルジャン イミティ, 三好 扶,高木 基樹,西川 尚宏
    • 雑誌名

      図学研究

      巻: 49 ページ: 3-12

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-06-01  

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