高精度な加工を行う工作機械では,金属であっても容易に歪む柔軟物として扱う必要がある.食品加工分野でも加工対象の柔軟性が問題になることは多い.本研究は高精度な加工を行うシステムの自動化を目的とし,センサから取得された特徴量を仮想空間内でネゴシエートすることにより統合し,仮想空間内で確認しながら制御情報を生成する.単純なモデルや従来のセンサでは再構成しきれない状況を補い,職人の勘や経験をリアルに模倣した動作を再構成する.モーションキャプチャ装置,3次元測定装置,ビデオカメラの情報を取り込み,データベースと照合し,マッチングするものを取り出し,コンピュータ内で再構成する手法についてそれぞれ検討した.
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