光強度変調器により光源の連続光を任意の時間幅(最小10ns、距離分解能1.5m相当)でパルス化し、レンジングを可能にした。CW光の一部を取り出して(以下、参照光)光スイッチに入力し、受信光と参照光をショットごとに切り替えることで、光源周波数の揺らぎを常時モニターできるようにした。これにより、システム誤差による視線方向の風速誤差を0.13m/s以内に抑えることができた。 この光源を用いた風速測定ライダーを試作し、大学構内の廊下においてライダーから距離5mおよび10m地点での風速を測定した。また、同時に超音波風速計による比較計測も行った。両者の誤差は0.18m/s以内で一致し、当初想定した性能を得ることができた。
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