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2013 年度 実施状況報告書

準微視的視点に立脚した環境作用を受けたコンクリートの力学特性モデリング

研究課題

研究課題/領域番号 24560560
研究機関北海道大学

研究代表者

佐藤 靖彦  北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60261327)

研究分担者 橋本 勝文  北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30609748)
杉山 隆文  北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70261865)
キーワード環境作用 / 力学特性 / モデル化 / コンクリート
研究概要

モルタルを対象に,準微視的視点に立ち,Ca溶脱により変化する物理化学的性質と力学的性質との関係性を評価することを目的とした実験的検討を行った。すなわち,イオン交換水とNaCl溶液を用いたモルタルの薄片供試体による最大360日間の浸漬実験を行い,浸漬後に曲げ試験およびせん断試験を行うことで,力学的性質(弾性係数,曲げ強度,引張強度,破壊エネルギー,引張軟化曲線,せん断強度)を測定するとともに,物理化学的性質(CH,C-S-H,空隙率,細孔径分布)を定量的に把握した。その結果,弾性係数を除く力学的性質と物理化学的性質の相関関係が非常に高いことが明らかとなった。さらに,引張強度,弾性係数,破壊エネルギーの予測式の適用性を検証した結果,モデル式の妥当性を確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実験においてはほぼ予想通りの結果が得られていること、解析モデルにおいては汎用性のある形にまとめることができていることによる。

今後の研究の推進方策

研究が順調に進んでいるので3年目の研究計画を修正することなく実施する。

次年度の研究費の使用計画

旅費の使用が予定より多い。これは、研究が順調に進んでおり、それゆえ、昨年、研究成果の公表と議論のための欧州への出張を行ったことによる。
良い結果が得られているので、最終年度も積極的に成果公表に努めたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] イオン交換水に浸漬させたモルタルの物理化学的性質と力学的性質の関係2013

    • 著者名/発表者名
      三浦泰人,佐藤靖彦、今野克幸、Andreas Gerdes
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文集

      巻: 35(1) ページ: 355-360

    • 査読あり
  • [学会発表] 化学的劣化がメソスケールモルタルの寸法効果に及ぼす影響に関する解析的検討2014

    • 著者名/発表者名
      渡部孝彦
    • 学会等名
      土木学会北海道支部年次技術研究発表会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(札幌市)
    • 年月日
      20140201-20140202

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公開日: 2015-05-28  

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