研究課題
基盤研究(C)
鋼橋で用いられている鋼板の最低板厚9mmの摩擦接合継手(縁端距離40mm)では、すべり後のせん断支圧抵抗はすべり荷重より小さい。したがって、この継手においてすべり後の耐力向上を期待するには縁端距離を60mmにすることを提案した。さらに荷重方向2本ボルトの高力ボルト継手をエネルギー吸収デバイスとして開発する場合、提案した方法で終局状態における各ボルトによる分担伝達力を概算し、ボルトの破断が母材の破断に先行して起こらないよう継手形状を決定する手法を示した。
鋼構造および補修補強設計