温度制御型高圧三軸試験装置を用いて、湿潤砂試料中に二酸化炭素を浸透させた後、セルの温度を低下させて水と二酸化炭素を反応させることにより、CO2ハイドレート含有砂供試体を作成した。作成した供試体を用いて非排水条件で加熱分解試験、せん断試験を実施した。特にひずみ速度を変えた非排水三軸試験を行い、ハイドレート飽和率による変形強度特性の変化について検討した。 上述の試験結果に弾粘塑性構成式を適用し要素シミュレーションを行った。また、加熱分解試験について化学-熱-力学連成解析手法を用いて数値シミュレーションを行った。開発した手法は間隙圧の上昇による骨格応力減少、変形挙動を再現できることを確認した。
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