本研究では最新のリモートセンシング技術を駆使してサンゴ礁・藻場上の土砂堆積量(またはSS)や流れの分布をモニタリングするための技術開発を行った.この目的を達成するために,まず,奄美大島において現地分光反射率/水質データセットが取得された.取得されたデータセットを生物光学モデルと色度理論に適用した結果,海面の明るさから,サンゴ礁上のSS(土砂量の指標)を推定できることが分かった.一方,リモートセンシングによる流れの調査手法として,静止衛星センサ「GOCI」データを使って、1時間ごとの水質分布図を自動的に作成するプログラムが開発された.これらの図から水の動きを把握することが可能となった.
|