研究課題
基盤研究(C)
播磨灘流域における河川調査を毎月実施し、栄養塩形態の特徴を明らかにすることができた。また、地理情報システム(GIS)を用いた発生負荷量解析を行い、生活、土地からの負荷量を算定することができた。この結果を用いて、下水道整備範囲を考慮した発生負荷量の抑制効果を示し、漁獲量が多かった1985年頃の負荷量に戻すために必要な下水処理効率を明らかにした。また、経済価値評価モデルを用いて、赤潮の発生件数と漁獲量の長期的な推移を比較して、赤潮発生とノリ色落ちを回避するための最適なリスク計算を行うことができた。
土木工学