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2013 年度 実施状況報告書

GISを活用した自転車事故の分析と防止策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24560655
研究機関科学警察研究所

研究代表者

萩田 賢司  科学警察研究所, 交通科学部, 主任研究官 (00356221)

キーワード自転車 / 交通事故 / GIS
研究概要

本研究では、交通警察で収集されている情報(交通事故データ、交通管制データ、交通規制データ等)と一般に提供されている情報(背景地図、ストリートビュー、道路基盤地図、降水量データ、太陽位置データ等)などをGIS上で統合する。これらの統合したシステムを活用して、「自転車走行方向、降水量、太陽の眩しさ、交通量、幾何構造、規制速度等に着目した自転車事故の分析」、「自転車事故対策の提案」を目的している。
昨年度までに、千葉県内において、降水量データ(mm/10分)、太陽位置データ、背景地図等を交通事故と組み合わせるシステムを構築した。そのうえで、千葉県の東葛地区において、交通事故データと交通管制データを統合した。
そのうえで、自転車の走行方法に着目した分析、自動車交通量と自転車事故の関係を調査した分析、自転車事故と太陽位置を明らかにして、太陽の眩しさが自転車事故に与える影響を調査した分析、自転車事故と降雨強度の関係を調査した分析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度までに、千葉県内において、降水量データ(mm/10分)、太陽位置データ、背景地図等を交通事故と組み合わせるシステムを構築した。そのうえで、千葉県の東葛地区において、交通事故データと交通管制データを統合した。
そのうえで、自転車の走行方法に着目した分析、自動車交通量と自転車事故の関係を調査した分析、自転車事故と太陽位置を明らかにして、太陽の眩しさが自転車事故に与える影響を調査した分析、自転車事故と降雨強度の関係を調査した分析を行った。
このように、関連する各種データを統合し、分析を進めている。

今後の研究の推進方策

千葉県内において、自転車事故を含む交通事故発生地点と各種施設の距離を算出するプログラムを開発中である。これを完成させると、自転車事故発生地点と鉄道駅の空間距離、道路利用最短距離などが計測可能になる。このようなデータの可能を行い、自転車事故とそれ以外の事故の鉄道駅からの距離を比較することにより、自転車事故対策や自転車走行空間整備の選定場所の対策に有用な分析を実施することができる。

次年度の研究費の使用計画

この予算を活用して、交通事故発生地点と鉄道駅等の位置関係を分析するプログラムを開発する予定であるが、この計画がやや遅れているため。
交通事故発生地点と鉄道駅等の位置関係を分析するプログラムを開発する。

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公開日: 2015-05-28  

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