地下水の汚染対策は重要な問題であり、地下水の挙動や汚染の広がり方を予測するために、移流分散解析が用いられている。これらの解析のために必要なパラメータに透水係数と貯留係数がある。本研究では大深度地下での間隙水圧の計測結果と採取した土試料の土質試験結果を用いて大深度地盤の透水係数と貯留係数の予測法について基礎的な検討を行ったものである。また、汚染物質封じ込めのための薬液注入材料の物理的性質の評価法について基礎的な考察を行った。併せて、汚染物質封じ込め効果を確認するための移流分散解析プログラムの開発を行った。
|