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2013 年度 実施状況報告書

極大地震を想定した鋼構造柱梁接合部パネルの二方向載荷モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 24560686
研究機関大阪大学

研究代表者

桑原 進  大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10243172)

キーワード建築鋼構造 / 柱梁接合部パネル / FEM / 耐力 / 二方向加力
研究概要

極大地震時の鋼構造骨組みの地震応答性常,倒壊安全性を検討するためには,各部材の耐力劣化いきも考慮した精緻な解析が必要となる.鋼構造柱梁接合部パネルでは,これまで構面内の一方向加力に対する力学モデルが提案されているものの,二方向載荷時の性状を明らかにするとともにその一部を実験で検証する.これらの検討に基づいて地震応答解析プログラムに実装する簡便な解析モデルと提案することが最終的な目的である.
前年度に行った角形鋼管を用いた標準型パネル(パネルに接合する梁せいが同)に加えて,角形鋼管を用いた段違いパネル(パネルに接合する左右の梁せいが異なる)に対し,二方向載荷時の性状を明らかにするため,シェル要素をならびにソリッド要素を用いたFEM解析を行った.また,その結果を元に耐力式を提案し,良好な対応をすることを示した.また,実験を想定した解析を行い,実験計画を立案した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

解析により,2方向載荷段違いパネルまでその力学性状を明らかにし,耐力評価までの順調に終了することができた.一方,当初昨年度予定していた実験が延期になっている.解析結果と耐力評価との対応に想定以上の時間がかかってしまったこと.また,東日本大震災やオリンピック需要により試験体製作を依頼しているファブリケータの仕事量が増え,製作費の高騰,製作期間が長くなるなどの影響がでているためである.

今後の研究の推進方策

現在延期になっている実験を速やかに実行する予定である.ただし,当初予算で出来る実験規模を再考し,多少の規模縮小を行う予定である.実験装置は既存のものを使用するため,大きな変更は伴わない予定である.また,同時にFEM解析により明らかになっている性状を元にプログラム組み込み用の力学モデルを作成する.

次年度の研究費の使用計画

当初昨年度予定していた実験が延期になっているため.試験体製作費および治具製作費の執行が遅れていることが原因.解析結果と耐力評価との対応に想定以上の時間がかかってしまったこと.また,東日本大震災やオリンピック需要により試験体製作を依頼しているファブリケータの仕事量が増え,製作費の高騰,製作期間が長くなるなどの影響がでているためである.
延期になっている実験を速やかに実行する予定である.ただし,当初予算で出来る実験規模を再考し,多少の規模縮小を行う予定である.実験装置は既存のものを使用するため,大きな変更は伴わない予定である.また,同時にFEM解析により明らかになっている性状を元にプログラム組み込み用の力学モデルを作成する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 二方向加力を受ける鋼構造角形鋼管柱梁接合部パネルの耐力評価2013

    • 著者名/発表者名
      竹内賢太朗,桑原進
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      20130830-20130901

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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