戸建住宅で一般的に用いられている地盤調査法の1つに、スウェーデン式サウンディング試験(以後、SWS試験と呼ぶ)がある。この試験の最大の問題点は、土の判別が出来ないところにある。本研究では、まず、室内実験によって得られた土の電気比抵抗と間隙水の電気比抵抗から、土の細粒分含有率を評価できる式を明らかにした。これによって、土の判別が可能になった。そして、6つの実地盤において、SWS試験孔を利用した電気検層(電極を孔中に吊るし、地層の電気比抵抗を計測する手法)を行い、室内実験によって得られた推定式が妥当であることを実証した。その結果、94%の精度で土の判別が可能であることを実証した。
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