食品小売店舗の省エネルギー改修に関する詳細計測調査結果から、45%のエネルギー消費削減が可能であることを示した。また、アンケート調査結果から、消費者影響が懸念される対策に関しても消費者は概ね肯定的な印象を持つことを示した。冷設什器のエネルギー消費予測モデルを構築した結果から、対策の一例としてリーチインケースへの置き換えにより、冷凍機動力が69%削減される一方、防露ヒータの増加を考慮した冷設什器全体では42%の削減と見積もられた。店舗全体では、空調機動力が大幅に増加する一方で、冷凍機動力や霜取りヒータの削減により、年間電力消費量の削減効果は27%になることを明らかにした。
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