公的統計や電力・都市ガス会社の統計データをもとにしたマクロ調査によれば,節電意識には地域差があること,電力から他のエネルギー源へのシフトは明確には表れていないこと等が明らかになった。また,震災前後の意識変化・省エネ活動の状況などを調査したネット調査によれば,太陽光発電世帯の方が非導入世帯に比べて震災前から節電・省エネを実践している世帯が多いことや,震災後,太陽光発電導入世帯において買電量が大きく減少していることが明らかになった。さらに意識の経年変化の分析によれば,環境・エネルギー意識が高い太陽光発電導入世帯においても,いわゆる「意識の風化」が進行していることがうかがわれた。
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