研究課題
基盤研究(C)
高齢者介護の際の臭気対策が求められている。本研究は、臭気が自律神経系及び行為に及ぼす影響を明らかにしたのちに、改善手法としての香りの体感の可能性を導くことを目的としたものである。研究の結果、体臭成分であるイソ吉草酸環境下において、自律神経指標であるLF/HFに影響がみられ、ストレスの増大が確認された。しかし作業を伴った評価の場合、快適性は影響があったものの、筋電および姿勢に関しては影響がみられなかった。最後に臭気の改善手法としてパルス状の香り体感では快適性が持続する結果が得られた。
建築環境工学