①前年度に行った意見聴取の内容を整理し、まとめた。この成果に基づき、「場の産業 実践論」と題する単行本の原稿を執筆し、平成26年7月に出版した。 ②新しい専門家の機能に着目した人材育成の先駆的な例として、松村も立上げ時から関与してきた「北九州リノベーションスクール」の教育・内容と効果を整理した。この内容を、そのスクールの主導者とともに国際学会(International Association of Housing Science)の場で発表し、関係者と意見交換を行ったが、欧州にはこれに類する人材育成の仕組みは見出せていない。 ③上述の人材育成も含め、様々な新しい取組みを行っている各地域の実践者と研究者の間での情報交換の機会が必要であるとの認識に至り、関係する研究者と実践者が集う新しい学会の立上げ準備を進め、東京と北九州において計2回の関係者による会議と研究集会を企画・開催した。この結果を受け、平成27年度には新しい学会を立上げる予定である。
|