東日本大震災における地域コミュニティ主体による復興の展開に着目し、地区別復興まちづくり計画策定の展開と手法について考察した。また、被災コミュニティ機能の補い役と行政と住民のつなぎ役である中間支援の動向を調査した。研究成果は以下の通りである。 (1)東松島市等の復興まちづくり協議会の考察から、被災者自身の力でかつての暮らし方をできるだけ再現していく手法が被災者の主体性を導き出していくことを確認した。(2)復興支援員等の人的支援の役割や課題を整理できた。(3)被災3県に設置された連携復興センターや東北圏地域づくりコンソーシアム等を調査し、移転先のコミュニティ再建を支援の有効性を整理できた。
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