改修に対する住まい手の消極性は作り手の有する技術力ではなく、作り手との信頼関係にあることを明らかにし、改修以前の日常的な保全的な行為も含めた改修技術の必要性を示すことができた。また、他業種との連携、特にケースに応じて簡単に組織を組み替えられる緩やかな連携が望ましく、随時依頼窓口となる機能を有した業者間ネットワークの存在の必要性を示した。さらに、住まい手と作り手の連携が強いバリアフリー改修の業務プロセスに注目し、両者の結びつき方を明らかにした。最終的に、改修を実行するための技術レベルの内容に応じた選択可能なメニューを有した、地域コミュティベースでの住まい手-作り手の連携図を示した。
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