研究課題/領域番号 |
24560763
|
研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
勝又 英明 東京都市大学, 工学部, 教授 (00257106)
|
キーワード | 寺院建築 / 寺院本堂 / 維持修繕 / 長期利用 / 伝統構法 / 避難場所 / 災害対策 / 建替え |
研究概要 |
平成20年度から24年度にかけて全国の寺院本堂を対象に実施した基本調査で回答を得た2661寺院に関する分析を5つ「建替えの実態」「計画と利用」「維持修繕」「災害対策」「避難場所利用」のテーマに分けて実施した。 また、2661寺院の中から,更なる調査に協力をいただける1766寺院を対象に、平成25年度は4つ「計画と利用」「維持修繕」「災害対策」「避難場所利用」のテーマに関する補足アンケート調査を実施し、942寺院から回答を得た。なお、この補足調査を実施するにあたり、現地調査を行った。さらに、自由記入欄の内容を分析する為に、新たにソフト「IBM SPSS Text Analytics for surveys」を購入した。 これら平成25年度の研究成果は、速報として3月に建築学会関東支部にて発表し、建築学会計画系論文集には「国指定文化財を除く全国の寺院本堂の建替えの実態」(平成26年7月掲載予定)を発表した。さらに、9月の建築学会大会で発表する予定。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
平成24年度の時点で、前倒しして調査を実施することができ、その流れで、現在も調査ならびに分析を進行させているため。
|
今後の研究の推進方策 |
引き続き、寺院本堂の「計画と利用」「維持修繕」「災害対策」「避難場所」に関するテーマ別に得られたこれまでのデータを分析し、これまで得られた知見を掘り下げ、さらに、現地調査を交えて、新たな知見へと発展させる。
|
次年度の研究費の使用計画 |
アンケート郵送において、予め料金受け取り払いの正確な金額を把握できなかった為、多少の残額(63,035円)を生じました。 現地調査の旅費、報告書の作成+郵送代、論文誌への掲載費、研究発表会での資料収集、分析作業の人件費、備品(インク代等)購入費
|