光通信をはじめとして照明・ディスプレイ・光センサー、さらには太陽電池まで、私たちの身の回りには多くの光を用いた技術が使われている。これらの光技術を担う材料の主役は石英ガラスに代表される透明な誘電体材料であるが、近年、プラズモニクスと呼ばれる金や銀などの金属材料をつかう新たな光技術が研究されている。この技術は光の強い変調により従来の光デバイスを極端に小型化するポテンシャルを持っている反面、金属が光に対して不透明で光損失が大きい欠点がある。本研究は金属と誘電体材料を組み合わせ、光を強く変調する一方で損失の少ない光機能性高次複合材料の開発を行った。
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