2014 年度研究成果報告書

ＳＯＦＣのクロム被毒劣化を解決する「電極反応場にクロムを固定化しない材料と運転」

研究課題

研究課題/領域番号	24560850
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
研究分野	構造・機能材料
研究機関	九州大学
研究代表者	谷口俊輔九州大学, 水素エネルギー国際研究センター, 特任教授 (60590065)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード	燃料電池 / 固体酸化物 / クロム / 空気極 / 劣化
研究成果の概要	SOFCのクロム被毒を抑制する研究を実施し、以下のことを明らかにした。過電圧増加による、電極反応場の電解質上へのクロム析出は、カソード材料によらない本質的な現象である。クロム蒸気との反応性の高いカソード材料(LSCF, BSCF等）では、電極表面でクロム蒸気をトラップする場合もある。電解質上に析出したクロムは、その後の過電圧の変化により、消失したり凝集したりするが、詳細なメカニズム解明につながる有益な情報を与える。
自由記述の分野	工学