複合環境下におけるモリブデン酸銅のマルチクロミズムの構築とクロミズム粒径依存性

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24560851
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 構造・機能材料
• 研究機関: 福井大学 (2014); 九州大学 (2012-2013)
• 研究代表者: 浅野 貴行 福井大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (00301333)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: クロミズム / モリブデン酸銅

研究成果の概要

モリブデン酸銅の構造相転移による結晶粉砕と磁気的性質との相関を実験的に解明するため、単結晶を用いた磁化率の温度依存性と強磁場磁化過程、走査型電子顕微鏡による粒径測定を実施した。その結果、粒径が小さくなることにより単結晶で観測されていた強い反強磁性相互作用が極端に弱くなり、粒径と磁気的相互作用が変化した成分の相関から、結晶粒の表面に弱い反強磁性成分が存在していることを示唆する実験結果が得られた。

自由記述の分野

磁性物理学