研究成果の概要 |
環状構造を有するマンニトール、ホウ素、ユウロピウムからなる配位錯体を作製し、ゲル濾過カラムクロマトグラフィで分離した。精製した配位錯体は平衡化により溶液中では構成要素と共に存在することが明らかになった。13C NMRの結果から、環状配位錯体は、3分子のホウ酸がマンニトールの3, 4位の水酸基及び別のマンニトールの1, 2位の水酸基とエステル結合で架橋したリサイクルマークのようなかたちで、その中央外側(1, 3位側)に1個のランタノイドイオンが存在する対称性の高い構造であることがわかった。
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