研究課題
基盤研究(C)
高延性と高耐食性を兼ね備えた溶射用Ni基アモルファス合金の開発を行なった。その結果、Ni-Mo-B三元アモルファス合金において、高延性と高耐食性を実現できることが判明し、濃塩酸中での腐食減量は0.5mass%/dayであった。また、このアモルファス合金は硬度も高く、その硬度は実用化されているFe基アモルファス合金と同等以上であった。これらの結果より、Ni-Mo-Bアモルファス溶射被膜は、良好な耐摩耗特性と高耐食性を兼ね備えた被膜であるといえる。
非平衡材料