研究課題
基盤研究(C)
粗さのある壁面や天井を機敏に歩くヤモリの指先のヘア構造をモデルに,梁構造および固体間凝着現象による把持・脱離メカニズムの可能性について,検討を行った.一定角度の傾斜を与えた一本の梁が物体表面を把持(凝着)する力を理論と実験によって検討し,それを並べて作る梁集合体構造による把持・脱離領域を実験的に検討した.また,先端に向かって高さが変化している梁を集合体構造にすることで,一定高さの梁よりも,表面粗さによる凝着力低下を抑えられることが理論的に明らかになった.
材料工学