本研究は超小型固体酸化物型燃料電池内に用いられるセラミックスチューブの細管化を超塑性ダイレス引抜きによって実現するものである.ジルコニアセラミックスを1700℃の温度までアセチレンバーナーで加熱し,ダイレス引抜きを行った.その結果,供給速度と引抜き速度を変化させることで,所望の断面減少率を得られることがわかった.1回のダイレス引抜きでは84%の限界断面減少率を示すことがわかった.また供給速度の低下に伴い,限界断面減少率が増加することがわかった.また複数回の加工を行うマルチパスダイレス引抜きにより初期外径6mmのジルコニアセラミックチューブから外径2.5mmの細管を創製することに成功した.
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