研究課題
基盤研究(C)
本研究では,従来のシリカ膜では分離が困難であった二酸化炭素分離を目的とした,新規二酸化炭素分離膜を創製するために,シリカネットワークサイズを0.38 nm程度に精密制御した。ネットワークサイズの制御は,Si原子間の有機官能基によるスペーサー法,種々の員環数を有する環状シロキサンをユニットとしてもつ環状アルコキシドを出発原料として制御した。いずれの手法においてもネットワーク制御が可能で,Si4員環構造を有するPOSS膜はCO2/CH4高選択透過性を示した。
化学工学,膜分離工学