研究成果の概要 |
C3H6,iso-C4H8,およびトルエンを前駆体として,対向拡散CVD法により炭素-SiO2膜を作製した.有機ガスはシリンダ状アルミナ基材の外側から供給され,基材の内側から供給された酸素と基材上中間層の細孔内で反応した.C3H6を用いて400 Cで製膜した場合,200 CにおけるHeの透過率は,3.9x10-7 mol m2 s-1 Pa-1であり,He/N2およびHe/SF6透過率比はそれぞれ27と215であった.一方,iso-C4H8およびトルエンを用いた場合は,He/N2,He/SF6透過率比は74, 343(iso-C4H8)および121, 1620(トルエン)と大きく改善された.
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