内径の小さいガラスキャピラリおよび透明で柔軟な樹脂製チューブに超臨界二酸化炭素をスラグ流で流通させる光触媒マイクロリアクターを新たに開発した。ガラスキャピラリおよび樹脂製チューブの内壁に光触媒を担持し、外部から低電力高出力の紫外光LEDを用いて照射し、光触媒反応を起こした。二酸化炭素還元によるメタノール生成、ベンゼンの光触媒直接酸化などにより高圧光触媒反応の有用性を示した。また、溶媒が超臨界二酸化炭素となることを最大限活用するため、同装置を応用して超臨界ゾルゲル法を行い、細孔径が6 nmおよび12 nmのシリカゲル最深部にチタンを担持できることを示した。
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