開発システムの機能確認を、水中ロボット実機により行う予定で、期間の延長をお願いし、実験に必要な機材を整え、(独)海洋研究開発機構のスケジュール調整を待ったが、年度内のロボットの実験予定が立たず、実機による機能確認には至らなかった。 今年度の実績として、測位精度向上のためのノイズ除去や、子局と親局間の通信に利用できる、水中通信の最先端技術であるタイムリバーサル通信技術について、基礎技術を習得するとともに、本システムに合わせた形態を構築し、本学の曳航水槽を利用して、導入のための基礎および適用実験を行ない、実用上必要十分な測位精度と、実時間測位実現の可能性を確認した。
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