荒天下を運航する船舶では,高波によりエンジン回転数が大幅に増減幅し,エンジンの故障する危険性がある.その対策として現在はエンジン回転数を最低限度まで下げる方法が採られているが,この方法には燃料消費量が増加する問題点が存在した.そこで評価関数を最適化することにより,エンジン回転数増減幅と燃料消費量増加の双方を防ぐ制御方法 が検討されている. 本研究では,この最適化手法として適応極値制御手法,直接探索法を県とするとともに,逆2次補間を用いた直接探索法を提案した.これらの手法の評価を,種々の海象条件を模擬した条件でシミュレーションによって評価し,提案手法の有効性を確認した.
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