研究課題/領域番号 |
24560998
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工 |
研究代表者 |
中村 敏明 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 教授 (50089885)
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研究分担者 |
小笠原 英子 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 助教 (00531782)
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キーワード | 音響反射鏡 / 音響レンズ / アプラナート反射鏡 / アプラナートレンズ / シュトラウベル反射鏡 / 軸外し反射鏡 |
研究概要 |
前年度に製作したシリコンレンズと真鍮反射鏡から成る直径20cmの軸外しアプラナート・シュトラウベル反射鏡と、同じく前年度に整備した、3次元自動計測が可能な超音波データ収集アプリケーション・ソフトウエアを用い、周波数500kHzにおける集束特性を水槽で実測した。 今までの軸対称レンズあるいは反射鏡では、軸を通る面の2次元の音圧分布の計測で十分であったが、今回は非対称形状の軸外し反射鏡であるので、3次元の音圧分布を計測する必要がある。 しかしながら、水槽の大きさに制約があるので、十分な広さの計測領域が確保できないため、以下のようなことを考えた。 レンズを半径方向に0度から90度まで5度毎に回転させ、それぞれの位置で、垂直入射から30度の斜め入射までの集束特性を計測し、それらを3次元的に合成することにより、最終的な集束特性を得る。 今年度は手始めとして、半径方向0度における、斜め入射10度までの集束特性を計測した。 この実験結果と前年論文発表した理論計算結果とを比較し、妥当な結果が得られていることを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
軸外しアプラナート・シュトラウベル反射鏡の集束特性を水槽で測定した。 しかし実験の途中で計測装置の一部であるオシロスコープが故障したため、データの取得が不可能になった。 斜め入射の測定は30度まで行う予定であったが、10度までしかできなかった。 ここまでの成果をまとめ、学会発表を行った。
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今後の研究の推進方策 |
計測装置を改修し、軸外しアプラナート・シュトラウベル反射鏡の斜め入射特性を30度まで測定する。 レンズを5度毎回転させ、それぞれの位置で斜め入射30度まで測定し、それらを合成して3次元的な集束特性を計測する。 これらの成果を、国内および国際学会で発表する。、
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次年度の研究費の使用計画 |
外国出張旅費が予定より少なく済んだため。 計測システムを変更するため、計測ソフトウェアの改修に使用する。
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