本研究は、地球温暖化防止の一環として、露天採掘および骨材生産に伴って発生する温室効果ガスであるCO2(二酸化炭素)の排出削減に関するLCA(ライフサイクルアセスメント)手法を確立し、低炭素社会づくりに貢献することを目的とした。また、石灰石や砕石の採掘・生産において、地域との共生を前提にした“持続可能な開発”を継続するための環境調和型露天採掘方式への転換と、少子・高齢化、人口減少社会の到来に伴う労働力不足への対応を目指して、最新のIT(情報技術)を活用した省力・低環境負荷型の露天採掘システムを構築した。
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