2次元数値流体計算(CFD)と翼素運動量理論(BEM)を組み合せた風車性能予測コードの開発を行い,風洞実験結果と比較し,その精度を検証した.久米島の気象観測所データを用いて風況を調べ,100kW風車発電特性を示した.また,風況予測CFDコードには粗さを考慮した乱流モデルを用い,丘陵まわりの風洞実験結果と比べ,精度を検証した.最多風向の北風で久米島風車設置域をシミュレートした. 3次元風車解析CFDコードには低レイノルズ数型乱流モデルを用い,2枚翼および3枚翼風車の風洞実験結果と比較し,精度を検証した.さらに,乱流モデル無しの計算を試みることで,はく離の影響による性能低下の要因が確認できた.
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