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2015 年度 研究成果報告書

サケ科魚類における雄の降海性と降海型雄の繁殖形質の関係:進化生態学からの検証

研究課題

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研究課題/領域番号 24570036
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生態・環境
研究機関国立研究開発法人水産総合研究センター

研究代表者

玉手 剛  国立研究開発法人水産総合研究センター, その他部局等, 研究支援職員 (30374200)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード性淘汰 / 性比 / 雄間闘争 / 体サイズ / 二次性徴形質 / 可塑性 / 生活史戦略
研究成果の概要

性淘汰とオスの繁殖形質の進化的関連性を野外生物において検証するため,サクラマスの国内5個体群を対象に,降海型オス成魚に対する性淘汰圧の代替指標とみなせる降海型成魚の性比(オス成魚の割合)と降海型オス成魚の体サイズおよび代表的な二次性徴(上顎長と背高)の発現程度に正の相関がみられるか調べたが,そのような関係性は認められなかった。一方,標本数が比較的多かった2個体群において上顎長に年間差が認められたことから(体サイズと背高に年間差はなし),海洋での成育条件に応じて繁殖成功への貢献度が相対的に低い二次性徴(上顎長)の発現程度を柔軟に変化させるというオスの生活史戦略の存在が示唆された。

自由記述の分野

動物(魚類)生態学

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公開日: 2017-05-10  

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